全国14カ所を巡る「ゴマサバの滝登り」ツアー、ついに最後の5本です。機材を積んだ車を走らせて、ライブ前日に京都入り。なんとホテルの部屋にベッドが3つ!ひとりなのに。ここしか空いてなかったのかな。おかげでゆっくり休めました。
まず10/31は京都SOLE CAFEにて、お昼のライブ。去年も昼でしたが、そのときは本の紹介もあってトークが多めだったので、今回は曲をたっぷりと。9月編までと比べて、少し入れ替えて選曲。「ゴマサバ」と「Portable Tunes 2」を中心に、たくさん歌いました。
ライブが終わって、今年も近くにある今宮神社へ。あぶり餅をいただきまーす。今は京都に住んでいる、東北大震災のボランティア仲間と久しぶりに再会したり。車に乗り込み、大阪を抜けて鳴門大橋を渡り、徳島へ。たらいうどんのお店「山のせうどん」でお腹いっぱい。
今回は京都と徳島だけ、スタッフの川口さん(♀)が同行してくれています。バンド時代から20年以上手伝ってもらっている川口さんの実家は、徳島の中心部。そんなわけで翌日の11/1、ライブ前にいろいろと徳島市内を案内してくれました。「橋本」という店で生そばを食べて、映画の舞台にもなった眉山へ向かい、ロープウェイで山頂へ。徳島の街が一望できます。反対側は対照的に、四国特有の低い山並みがどこまでも続いていました。
阿波踊り会館で、季節はずれの阿波踊りを堪能して、「和田屋」のやき餅をパクリ。さらに佐古駅のアアルトコーヒー本店まで出かけてから、今日の会場であるアアルトコーヒーの2号店「14g(ワンフォージー)」に機材を搬入。木目のアップライトピアノで、ライブです。
とてもセンスの行き届いたお店で、音の響きもバッチリ。気持ちよく歌うことができました。初めての徳島でのライブということで、お客さんも僕を初めて見る人ばかり。これをスタートにして、なるべく通いたいと思います。出張から帰ってきた店長の庄野さんとも再会。打ち上げをして、翌朝は再び14gで雑誌の取材を。美味しいモーニングをいただきました。
FM徳島の朝の番組にもおじゃましました。DJの今末真人さん、朝木茉莉子さんと。そのあとは川口さんと別れて、ひとり九州までロングドライブ。2日間のライブの疲れがさっそく出て、たびたびPAで仮眠していたら、すっかり遅くなってしまいました。いっそのこと高速道路の深夜割引を使おうと思い、日付をまたいでから佐賀に到着。ふー。
そして日本で一番大きな熱気球の祭典「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」を見るために、翌朝は5時半に起床。佐賀に住む従姉妹たちと合流して、たくさんの気球を見上げました。この早朝の風のない時間が、一番の見どころなんだそうです。すごかったなぁ。この様子はこちらの連載に詳しく書いてます。→
緑のgoo「フィールドスケッチ・シェアリング」Vol.97
9時頃ホテルに戻って、もう一度眠ります。グー。昼過ぎに起きて、会場となるCIEMAへ。街の映画館。カフェスペースにもなっているロビーに機材をセッティングして、ライブをします。今回、福岡でのライブはなかったので、そこから時間をかけて駆けつけてくれた人や、長崎から来てくれた人、そしてもちろん佐賀にお住まいの方もたくさん見に来てくれました。この日も楽しかったです!
CIEMA・支配人の芳賀さん(左)、いろいろお世話になった重松さんと。佐賀は親戚が多いので、このあと集まって食事をしました。車のバッテリーが上がってしまって、急遽、別の従兄弟に助けてもらったり。とほほ。
翌日からは空き日だったんですが、充実した3日間だったので、書いてみようと思います。まずは母の故郷である、佐賀の有田町に向かいます。来年は有田焼400年。それに合わせて、初めてここでライブをしようと思っています。候補となっている会場をいくつか下見。有田を出たあとは、武雄市の有名なTSUTAYA図書館を覗き、タワーレコード佐賀店に立ち寄ってご挨拶、そのまま福岡まで移動。
TAGSTAという、以前ライブをしたダーラヘストカフェの橋口さん(中央)が経営している、エスプレッソスタンド&ギャラリーへ。いいところだなぁ。斉藤キャメルくん、ゼロキチさん、BARONさんのライブを鑑賞。そのまま打ち上げにもちゃっかり。この日は福岡に泊まります。
翌日も空き日。まだまだ九州を旅します。大分の日田市にあるリベルテという映画館へ。ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンを描いた「LOVE&MERCY」という映画を鑑賞。意外とシリアスな内容でした。
このリベルテもライブ会場としていろんなミュージシャンがライブをしています。すると、アポなしでいきなりお伺いしたにも関わらず、支配人の原さんが日田の街を車で案内してくれました。粋な計らいに感謝!一緒に日田焼きそばを食べました。美味しかったなぁ。
その後は再び佐賀市内に向かい、リトモスというお店へ。ここの店主・北島さんのお招きで、食事会に参加。昨日会った斉藤キャメルくんにここでも再び。民泊として使わせてくれるとのことで、次回から利用させてもらおうかなぁ。再び福岡市内のホテルへ戻ります。
さらに翌日は移動日。朝早くに出発し、中国道を抜けて7時間くらいかけて走り抜けます。紅葉がすっかり色づいて、移動中は360度パノラマで楽しめました。
島根県の米子に到着。山陰放送(ラジオ)の生放送におじゃまします。そこから30分くらいかけて、昨年も訪れた松江の街に再び。明日のオープニングアクトを務めてくれるマイトリーの持田くんなどと合流。テテドバパールで夕食を。ここもいろんな人がライブをしたりしているお店です。
翌朝は松江の街を散策。DOORという本屋さんの店主・高橋さんにいろんなところを案内してもらいました。以前から行きたかったartos Book Storeにも立ち寄り、お店の方とご挨拶。ランチはライブ会場のGreen's Babyで。ええっと、ところで今日は何日だろう...。11/7、松江での初ライブです。たくさんの人が集まってくれました。楽しかったな。今は奥出雲に暮らしているクリンゴンの木村くんにも、久しぶりに再会!
マイトリーの持田くん、森さやさんと。軽く打ち上げをして機材を車に積み、23時ごろ東広島市に向けて、雨のなか出発。松江の人たちに「深い霧と動物に気をつけて」と言われたのですが、どちらもあまり気にしていませんでした。しかし高速を降りて中国山脈のなかを車で走らせていると、徐々に霧が深くなり、前が見えづらくなってきます。そして、出た〜、狸が!あやうく、轢いてしまうところでした。さらに急坂と急カーブの連続。到着は深夜1時半。他に比べれば短い距離だったけど、このツアーでいちばん過酷な移動だったかもしれません。
翌日11/8はツアー最終日、東広島EARTH BERRY COFFEEにて。リハーサル前に風都(ふうど)という定食屋さんで腹ごしらえ。ここは量もたっぷりで、美味しくて大好きなんです。ライブは全国で唯一ここのみ、前半後半の2部構成で。前回は子供が多かったのでそうしたのですが、蓋を開けてみたら今年は少なかったですね...。オーナーの片岡さん、今回もHARCOブレンドのコーヒー豆を用意してくれました。
ライブ本番。尻上がりでテンションが高まり、ラストのアンコールはなんと4回も。最後まで付き合ってくれて、嬉しかったです。昨夜の狸の話や、いろんな話でみなさん笑ってくれました。ここを最終日にしてよかった!打ち上げでは、かなり久しぶりにお酒を飲みました。
翌日は再びEARTH BERRY COFFEEへおじゃまして、主催のfranc'sの大東さん夫妻と、西条の街をぶらぶら。毎年の恒例です。おふたりに別れを告げて車を走らせ、家に着いたのはやはり深夜。こうして過去最長のツアーが終わりました。また、こんな風に全国をまわれるのはいつになるかなぁ。そのときまで、たくさん曲を作っておきたいと思います。各会場に集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
*最後に、予告通り「ゴマサバの滝登り」ツアーのセットリストを公開したいと思います。と言っても、会場によって少しずつ変えているので、例として岐阜「本田」のセットリスト掲載します。その下に、他の会場でも歌った曲を羅列しておきます。
2015.9.27 岐阜 本田
1 BLUEx4
2 カメラは嘘をつかない
3 閉店時間
4 電話をかけたら
5 バルコニーファーマー
6 ゴマサバと夕顔と空心菜
7 嘘つき
8 バッティングセンター
9 舞台袖の涙
10 燕魚の群れ
11 アパート
12 人
13 ウェイクアップ!パパ!
14 シロクマは、いったりきたり
15 文房具の音
16 きょうの選択
17 みあげれば、おかあさん
18 南三陸ミシン工房のうた
19 世界でいちばん頑張ってる君に
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20 お引越し
21 星に耳を澄ませば
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